世界で最も美しいカジノがあるとの噂を聞きつけて、次に向かうはドイツ バーデンバーデン。せっかくのドイツなので、アウトバーンをかっ飛ばして向かうことにしましょう。レンカターで借りたのはフォルクスワーゲンゴルフ。
ミツビシを出せ、ミツビシを。
例のごとく心で呟き、しぶしぶ車に乗り込んで出発。アウトバーンを600kmほどひたすら突き進みます。3車線の真ん中を140km/hで安全運転していると、左の追い越し車線をたまにポルシェが200km/hでかっとんで行きます。うーむ、ドイツだわー。
バーデンバーデンはヨーロッパ屈指の由緒正しい温泉観光地。そもそもバーデンは温泉の意味だとか。街の入り口のインフォメーションセンターからしてこの威容です。街の規模は小さいけど、伝統溢れる感じですね。
大きな温泉施設は2つあり、そのうちの一つに入ることにしました。フリードリヒスバード。ここの特徴はなんと。
全 裸 混 浴。
文字通りの意味です。男女とも一糸まとわぬ姿で、同じ浴槽につかるのです。すっぽんぽんなのです。ちと気恥ずかしい気もしますが、ここまで来たなら入らねばなるまいよ。
外観は温泉とは思えぬ荘厳な造りであります。
受付でチケットを購入。4時間コースのフルパックでマッサージ、ギリシャ料理付きが59€。思ったより高くはない感じですね。備品も全部付いているので、手ぶらでOKです。
浴場入り口には男女のマークが両方ともあります。混浴ですからね。さあ、ちょっとそわそわしますが、いざ行きましょう!
中に入ると普通の温泉のようにロッカールームがあります。覚悟を決めて全部脱ぎます。ちなみに隠すとドイツ人に怒られるらしい。堂々と行きましょう。入るとスチームサウナと大浴槽がいくつもあって、案内に従って何度も行ったり来たり。お湯は日本人にとってはかなりぬるめです。
写真はもちろんNGなので、パンフレットの表紙をパシャリ。これは水風呂というかプール。みんな反時計回りにゆったり泳いでました。もちろん全裸で混浴。スタイル抜群のブロンドお姉さんが背泳ぎ?で泳ぐすぐ後ろを太ったおっちゃんが平泳ぎで追いかける・・・。日常であればかなりシュールな図ですが、卑猥な感じが全く無いのがこの施設の格調なのでしょうか。
ちなみに場内のほとんどがカップルか夫婦。もし男女混合友人グループで旅行に来てたらかなり面白いことになりそうですねー。
硫黄の匂いも全然しないしお湯もぬるいので、サウナ+温水プールと表現するのが日本人には分かりやすいでしょう。温泉を期待して行くとちょっと物足りないかもしれませんが、面白い体験でした。
いやーしかし、こうしてみると日本の温泉地のクオリティは高過ぎだわ。ヨーロッパは寒いし、熱い風呂につかりたいですね。