いつか住みたいバンクーバー

大満足のオーロラ鑑賞を終えて移動してきたのは、カナダ第三の都市バンクーバー。カナダでも温暖な都市のひとつで、極寒のイエローナイフから移動してきた我々には尚更暖かく感じられます。バンクーバーは世界の住みたい都市ランキングでも常に上位に入る人気都市です。まずはさっそく、人気スポットのスタンレーパークを散策してみることとしましょう。

スタンレーパークはダウンタウンのすぐそばにある4㎢にわたる巨大な公園。樹齢800年にもなる樹を含む森やビーチなどの自然、水族館やテニスコートにミニゴルフコースなど施設も充実しています。公園にはぐるりと一周する総長8.8kmのサイクリングロードおよび歩道が整備されていることからジョギングやスケートボード、ローラーブレードを楽しむ人々がたくさん見受けられます。私たちもレンタサイクルで公園を一周することに。公園からダウンタウンのオシャレな街並みが一望できます。

冬場のバンクーバーは降水量が多く、平均すると一日の半分は雨が降っているとされています。実際、私たちの滞在中は殆ど雨でしたが、この日だけは空に雲が広がっているものの雨は持ちこたえ、雲間から太陽の光が差してサイクリング日和となりました。

しばらく走っていると何やら怪しげな彫刻が施されたポールがたくさん見えてきました。先住民族がそれぞれの出自や家紋、伝説や物語を彫ったものでトーテムポールと呼ばれるものです。三人も真似してみますがトーテムポールというよりはブレーメンの音楽隊といった感じになっていますね。

サイクリングロードを走っていると大きな野鳥がヨテヨテと歩いていたり、フサフサの尻尾つけたリスが走り回ったりしているのに遭遇します。島内の森の奥へと入っていけば、もっとたくさんの野生動物を観察することができそうですね。ふと日当たりの良い土手に目をやると何かがたくさんニョキニョキと生えています。よく見るとつくしではありませんか!さすが北米はつくしまでが巨大です。食いしん坊なテルトロールとaileenザウルスはむしゃぶりつきます。後でお腹壊してもしらないぞ!

1時間半ほどかけて公園の回りを一周し終えると、綺麗に花の咲いた桜の木が出迎えてくれました。バンクーバーでもなんと4万本もの桜の木が植えられていて、毎年4月には桜祭りが開催されるそう。今はちょうど満開を迎えて風が吹くと花吹雪になり、一番綺麗な時期に見ることができました。今年は日本の桜は見れないだろうなと思っていたので嬉しいです♪

公園の散策を楽しんだ後はもう一つの観光名所キャピラノ吊り橋へと行きましょう。ダウンタウンから出る無料シャトルバスに30分ほど乗って到着です。チケットを購入してゲートを通ると中はちょっとしたテーマパークのようになっていて、トーテムポールコーナーやお土産屋、カフェなどがあります。

それらの間を抜けていくと吊り橋が見えてきました!キャピラノ渓谷にかかる長さ140m、高さ70mのワイヤーケーブル製吊り橋です。さっそく渡ってみましょう。想像していたより高い場所ではないものの、かなり上下左右に揺れて真っすぐ歩くのが困難なほどです。そのため高所恐怖症のfirepoicatとテルトロールは表情は強張り、手すりを摑まらずには前に進むことができません。

吊り橋の他にも高い木と木の間に渡された歩道を渡り歩くツリートップ・アドベンチャーがあり、高いところから森林を散策することができます。普段は木々をしたから見上げるので、高い場所から木々を渡っていくのは不思議な気分でした。モモンガってこんな気分なのかしら?

そしてここの最新アトラクションが崖からせり出したように歩道が吊られている、その名もクリフ・ウォーク。歩道は人ひとりが歩ける程の狭い幅になっていて、高いところは割と平気なaileenも、足を踏み出すのを一瞬躊躇するほどの高さです。高所恐怖症の二人も吊り橋とツリートップ・アドベンチャーで高さに少し慣れてきたのか何とか渡り終えることができました。

ドキドキの体験をしたところで再びダウンタウンへと戻ります。住宅地は高級そうなタワーマンションが立ち並びオーガニックスーパーやおしゃれなカフェがそこかしこに。実はバンクーバーの地価はカナダ随一の高さ。カナダ最大の都市トロントよりも高いのだとか。タワーマンションで一戸あたりの家賃が一月2500ドルとからしい。マカオや香港ほどではないですが高級!オフィス街にいくと殆どのビルがガラス張りで都会的。道にはゴミも落ちておらず綺麗です。

でもダウンタウンへやってきたのは都会を視察するためではないのです。バンクーバー名物でaileenの大好物を摂取するためにやってきたのです。それはもちろん、言わずもがな生牡蠣ですよ!バンクーバーがあるブリティッシュ・コロンビア州の近海では、新鮮で美味しい牡蠣が採れるのです。ということで目星をつけていたオイスターバーへとやってきました。

近海で採れたものを中心に、色んな種類の牡蠣が取り揃えられています。牡蠣好きとしてはちゃんと違いをチェックしておかねば。ということで、全種類持ってこーい!

全部で15種類もの牡蠣が綺麗に並べられてやってきました。同じ牡蠣でも産地や種類によってかなり大きさが違いますね。でもどれも鮮度がいいからか全く癖がなくスルスルと入ってきます。牡蠣が苦手だったfirepoicatも、パリでの記録を更新して6つも食べちゃうほどです。この地方ではaileenザウルスの下にある白い山の西洋わさびを付けて食べるのが特徴のようです。レモンを絞ってから、ちょっと付けると主張しすぎないアクセントになって良かったですよ。

バンクーバーは都会でありながら自然も豊富にあり、治安も良く、物価も日本とそんなに変わらないので住み心地もよさそうです。中国をはじめとしたアジア系移民も多いので和食のレストランがたくさんあり、日本の食材も手に入りやすいのも良いですね。旅が終わってからの居住地候補に入れておこうと思いました。

テルトロールが熊に食べられそうになってる!危うし!

にほんブログ村 旅行ブログへ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です