未知との遭遇 エリア51

UFOを探しに行こうぜ。ウラベヨシタダ氏が謎のお誘いを投げかけてきました。実は、ラスベガスの近くには屈指のUFOスポットが存在するのです。

その名もエリア51。正式名称はグルームレイク空軍基地。なんでもここでは、最新ステルス機を開発したり、墜落したUFOを運び込んだり、エイリアンの人体実験をしたりとマルチな活動をしてるらしい。行きましょう。UFOに願い事をすれば叶うらしいですからね。

ラスベガス市街からレンタカーを借りて2時間ほど北に行くと、さっそくそれらしい看板が見えてきました。牛と共にUFOに吸い込まれるぬいぐるみ達。何かと思えばビーフジャーキー屋さん。ジャーキーにもフレッシュさを求めているところがさすがアメリカです。

ジャーキー屋

奥にはさらに見事な壁画があります。ピカソのゲルニカを思わせんばかりの存在感。写真右端がジャーキー屋さんですが、もはやお店の方がおまけのような扱いです。

ジャーキー壁画

店の中には大量のビーフジャーキーと、なかなか出来の良いぬいぐるみ達。

エイリアンぬいぐるみ

このジャーキー屋が起点となり、ここから西にルート375が伸びていきます。この道は正式名称がET( Extraterrestrial) ハイウェイなうえに、交通標識上に怪しげな飛行物体の図解まであります。国公認UFOスポットのようですね。

ハイウェイ看板

UFOを見かけたら願い事をする準備はばっちりであります。流れ星に願いを託しても一つしか叶えてくれませんが、UFOにお願いすれば3つまでいけるらしい。ナメック星のドラゴンボールのようです。WSOPメインイベントもこれで抜かりありません。

ETハイウェイをちょっと進むと、エイリアンリサーチセンターに到着。無表情な巨大グレイが迎えてくれますが・・・閉まっているようです。その正体は、土日しか開かないお土産屋らしい。

エイリアンセンター

こちらはエイリアン通貨。地球の通貨に換算すると1エイリアン通貨=5ドラクマぐらいだとか。さすが宇宙の最新技術を使ってるだけあって、見た目より軽いのです。

エイリアン通貨

ネットで調べた事前情報によると、ETハイウェイ脇には宇宙に手紙を届けてくれるメールボックスがあるらしいのですが、どうにも見つかりません。後から通りすがりのマニアっぽい兄ちゃんに聞いたところ、メールボックスは撤去されてしまったとか。残念。

本来はメールボックスのところから荒野を分け入っていくとエリア51の境界まで行けるそうなのですが。一応砂利の車道はあるものの、不確かな情報で突き進むには危なそうな荒野です。何故か野良牛がうろうろしてるし。キャトルミューテーションされちゃうぞ。

野良牛

今乗っているレンタカーはヒュンダイ ソナタ。こんな車では無事に目的地まで辿り着けるか心許ありません。

ミツビシを出せ、ミツビシを。

パジェロならこんな荒野もラクラク走破だというのにね。まあエリア51の境界といっても、「入ると撃つぞ!」の恐ろしげな看板があるだけだそうなので、今回は見送ることにしましょう。

ということでやってきたのは最寄りの集落、レイチェル村。人口70人らしい。そこにある唯一のホテル兼レストランがこちら、リトルエイルイン。地球人も歓迎、との文言がオシャレです。

リトルエイリアン

庭には搬送される宇宙船が。これからエリア51に運ばれるのでしょう。

名物のエイリアンバーガー。芳しくなかった前評判に反して、実はかなりおいしい。この時期は新鮮なエイリアンの肉が取れるようですね。

天井には何故か名前の書かれた1ドル札が大量に。千両札みたいなもんなんでしょうか。エイリアンへのお布施かも。

とうとうエイリアンを発見。地球まで来てTシャツ売りのバイトでこき使われて、どうにもうなだれてしまっています。そのネガティブオーラが伝染したウラベヨシタダ氏とナカジマカツラ氏も同じくうなだれてしまいました。みんなAAをクラックされてしまったかのようです。

結局この日はUFOを発見できませんでしたが、やはり他力本願はいけませんね。WSOPメインイベントも自分の力だけで戦うことにしましょう。でももし僕が優勝したら、こっそり宇宙と交信していたと思ってください。

エリア51。敢えてオススメはしないでおきます。

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