天空の修道院メテオラ

ギリシャはとにかく遺跡の宝庫。街を歩くとそこかしこで出くわす神々たちは、ギリシャに住む人々にとってとてもなじみ深いものだそうです。ですが、日本の男の子だって負けてはいません。聖闘士星矢な少年時代を過ごした世代としては、ギリシャ旅行は胸に込み上げるものがありますね。神殿の立派な柱にしても、多くの男の子は見上げるたびに思うことでしょう。

早く、天秤座の聖衣を!!(らいぶらのくろすと読みましょう)

ギリシャにいる間中、心の中ではペガサス幻想がエンドレスリピートです。

さて、一旦アテネを離れて向かうは、ギリシャ中部の山岳部。デルフィ、そしてかの名高いメテオラです。

アテネからバスで5時間ほど揺られると、まずはデルフィに到着。アポロンの信託が行われていた場所として名高い聖地で、かつてはギリシャ全土の信仰を集めていたそうな。やたらと険しい岩肌を背景に、荘厳な神殿跡が見て取れます。

アポロンの神託として有名なのはオイディプス王の伝説。マザコンを意味するオイディプスコンプレックスの語源になった話ですね。父を殺し、母を妻とすると予言されたオイディプスが、自身も知らぬ間に予言通りの行動を起こし、真実を知って悲しみのうちに自ら目を潰すという有名な悲劇です。

何だか救いのない話に思えちゃいますが、神託はその悲劇を回避するためにこそあるんじゃないんですかね。神様はイジワルです。考えていると何だか物悲しい雰囲気のような気もしてきました。

さて、次に向かうは天空の修道院メテオラ。なんだかアニメのタイトルみたいですが、まさにファンタジーのような風景が広がっているそうで期待が膨らみます。この日はカランバカという街で一泊し、翌朝早くからいよいよ目的地に向かいます。

メテオラとは天空に突き出した巨岩の頂上に立つ修道院群。こちらの写真の岩山の先っちょ、よく見るとなんと修道院が建てられているのです。

ここを訪れたリンキンパークが感動のあまり、全く関係ないのにアルバム名に採用したという曰く付きの地です。巨岩が並び立つだけでもかなりの絶景ですが、修道院がまた神聖な雰囲気を醸し出しますね。しかし何故またこんなところに建てたのでしょう。やはり信仰心を示すためには難業に挑戦する必要があるということなんでしょうか。

修道院の中は写真はNGながら、たくさんの立派なイコンを見学することができます。しかしそれよりも素晴らしいのはここからの景色。この場所に建てたのに深い理由は要らないのかもしれません。

メテオラから

修道院自体はかなり頑健で、あたかも要塞と言えるほどの造り。さしものaileenザウルスも攻めあぐねて困り顔をしています。

ギリシャ山岳地帯の遺跡群は充分に堪能しました。しかし、ギリシャと言えばやはり海!ということでこれからエーゲ海クルーズに出港です。マカオで旅資金が潤っておいて良かった・・・!

今日のおやつは山ブドウ

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