透き通る海のマルタ

北欧から再び地中海の国、マルタ共和国へとやってきました。ベルリンやコペンハーゲンとは違って暖かい♪ 寒さに震えていたfirepoicatもここからは快適に過ごせるので嬉しそうです。

マルタ共和国はイタリアのシチリア島の南に位置する島国。ヨーロッパと中東の間にある島国ゆえに様々な国や団体からの支配を受けてきた歴史があります。エーゲ海クルーズで訪れたロドス島の聖ヨハネ騎士団の所領となった時期もあるのです。まずはそんな歴史を感じるために古都イムディーナを訪れてみることとしましょう。

現在の首都ヴァレッタが築かれる前の首都がイムディーナでした。イスラム帝国の支配下となった時期もあったためか街のメインゲートのデザインには中東の要素も混ざってるような気がします。

ゲートをくぐるとレモンクリーム色の建物がところ狭しと建てられていて、細い路地が迷路のように続きます。首都移転に伴って人々もヴァレッタへと移住したため、現在のイムディーナはとっても静か。そのため静寂の街と言われています。また、自動車の乗り入れも制限されていて観光用の馬車が時々走っているため中世に迷い込んだ気分。首都ヴァレッタやカジノがあって賑やかなサンジュリアンとは全く違った雰囲気です。

路地を歩いて中心部にたどり着くと広場があり、聖パウロ大聖堂が見えてきました。マルタに建造された最初の教会で他の建物と同じくレモンクリーム色で統一されています。一定時刻になると教会の鐘の音が高らかに町中へと響き渡ります。

教会の内部にはマルタ騎士団の一員である画家による立派なフレスコ画が展示されています。華美な装飾はありませんが厳粛な気持ちになります。そんな厳粛な気持ちで静かに教会を出ようとすると出口付近の掲示板にカラフルなポスターを発見。信者の子供向けパーティ案内のようです。よく見ると参加費無料でたくさんの景品がもらえるようですね。フリーロールです。一気に俗世に戻された気分ですが、今でもそれだけ島には信者がいるということですね。

街の中を散策したところでちょいと景色の良いところで食事休憩しましょう。イムディーナは島内の最高点にあるので海までの景色が一望できます。マルタワイン片手にタコのグリルや太刀魚のサラダ、海鮮リゾットを楽しみます。新鮮な魚介なので、どれも美味しい♪ は~、こりゃ最高だな!

日も沈み辺りも暗くなってきたので古都の散策は終了。本日の宿のある、サンジュリアンへ戻ります。

マルタの冬は地中海気候で暖かいですが、雨もよく降ります。私たちの滞在中も曇りや雨が多く天気はいまいちでしたが、この日はようやくやってきた快晴!これは楽しみにしていたコミノ島へ行くしかありません。

コミノ島へは私たちが宿泊しているサンジュリアンからバスとジェットボートに乗って一時間。このジェットボートが小舟ながら凄いスピード。海の上をかっ飛ばします。

ボートが飛んで着水するたんびにプラスチックの座席にお尻を打ち付けるので痛いのなんの。最後の方は腕のバネを利用することでカバーしていましたが、激しかったので寝る時も痛いほどでした。

フェリーターミナルからジェットボートをかっ飛ばすこと10分。コミノ島へ到着!見よ、この透き通った海を!

話には聞いていましたが、あまりに美しすぎてここ海だよな??と一瞬考えてしまう程です。ニューカレドニアの離島の海とはまた違った美しさがあります。10月末で気温20度ほどでしたが島を訪れた大半の人は海に入ってシュノーケリングしたりして、それぞれ楽しんでいました。海水温は風が吹いている外気温より暖かく、想像しているよりも快適なようです。

青の洞窟と言えばイタリアはナポリ島のが有名ですが、ここコミノ島にもあります。島から500mほど離れたところに小島や岩があり、波によって削られて洞窟となった個所が点在するのです。

コミノ2

しかし、雨だったら来るのを諦めようと思っていたので来れてよかった♪ 天気予報もずっと雨の予報だったのに晴れになるとはaileenはやっぱ晴れ女だな。そして、こんなにも綺麗な海なのでオンシーズンは凄い人とボートの数のようで、島周辺の海はボートと人だらけになるそうな。シーズンの終わりで人も少なく、ゆっくり過ごせるこの時期も悪くはなさそうです。

マルタは治安もいいし、EU圏の中では物価も安い方でご飯も美味しいので長期滞在するにも良さそう。EPTがなければ訪れるかどうか分かりませんでしたが、来てみてよかった!

マルタの青の洞窟

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