温泉都市ブダペスト

ハンガリーの街並みはオーストリアと同じように中世ヨーロッパ風情が漂います。中央市場ですら教会のようなこの佇まい。

市場でイチゴを買って食べながら街を散策しようと思いきや、本日は日曜日でお休み。普段は人で賑わっているはずですが、今日はがらんとしています。残念。

ハンガリー出身で有名なのは何といっても超絶技巧のピアニスト、リスト。鬼畜のような難易度の曲を練習曲とのたまう御仁です。ブダペストにあるリスト・フェレンツ音楽院は、リスト自身が設立したものだそうな。ご本人の銅像が建物中央に鎮座ましましています。

ちなみにハンガリー語の名前は姓名の順で呼ぶらしい。一般にはフランツ・リストと呼ばれる彼ですが、ハンガリー語だとリスト・フェレンツになるようです。ロック以外の音楽なんて軟弱だとか言ってる僕ですが、若干のなんちゃってクラシックだけはiphoneに入っていて、リストはその数少ないうちの一つ。もし当時の巨匠の演奏を生で聞けるとしたら、ショパンよりモーツァルトより誰よりリスト本人の演奏を一度聴いてみたいものです。

街の中心にはドナウ河。ウィーンに流れる河ともちろん繋がっています。河沿いにそびえるゲッレールトの丘の麓には、なんと露天風呂付きの温泉が。ドナウ川と対岸の街並みを眺めながら温泉に浸かることが出来るのです。

ゲッレールト

ブダペストは首都としては世界でただ一つの温泉都市。市内にはいくつもの温泉があって、現地の人々にも浸透しているようです。お湯はぬるめなものが多いのですが、最近は40℃ほどのものもいくつか用意されているようで、日本人にとっては嬉しいところです。

さてそんな温泉天国のハンガリーですが、その極みがブダペスト郊外にあるらしいと聞きつけ行ってみることに。レンタカーで2時間、やってきたのはヘーヴィーズ。

このヘーヴィーズ湖は入水可能なものでは世界最大の温泉湖。すなわちなんと、湖自体が温泉なのです。写真では一見して普通の湖に見えますが、これは全て温水。蓮の花が生えていたりもしますが、全域で入ることができます。

何だか画面の端にいい年してぬいぐるみを抱きかかえた男子が映り込んでしまっていますが、気付かなかったことにして施設に向かいましょう。

施設内はプールのような感じになっていますが、イオウの匂いが結構漂います。

ヘーヴィーズ内装

外へ出ると、人がぷかぷか。水深は数十メートルあり、みんな浮き輪を装着してゆったり浮かんでいます。ゆったり泳いでいると、突然蓮の茎が足に絡みついたりしてびっくりしたりも。

ヘーヴィーズ湖の源泉は非常に豊富で、湖の底から止めどなく熱湯が湧き出るため、48時間で湖のすべての水が入れ替わるんだとか。結構デカい湖なので、そこからは相当な勢いで湧き上がってるでしょうね。ただ、温泉湖表面の水温は30℃前後。日本人としてはやっぱり40℃は欲しいとこです。

ブダペストに戻ってきて、観光の最後は夜景で締め。夜景もここの見どころの一つで、多くの建物がライトアップされて毎晩が幻想的な雰囲気に包まれるのです。

王宮の丘に登っての景色はかなり素晴らしいものなのですが、i phoneカメラではどう頑張ってもその良さを伝えられません。まあ、そもそも夜景なんて人のブログで見て楽しいもんじゃありません。引きこもってネットばっかりしている若者よ、おしゃれして恋人作って外の世界に出てカジノでライブキャッシュして夜景を見に行くのです。

世界一周もいよいよ終盤に突入。ポーカー旅人を名乗りながら観光ばかりで、最近はあまりカジノに行っていませんでしたが、お次の予定はようやくがっつりポーカー。EPT (Europian Poker Tour)が開催されるモナコでポーカー旅人らしくびしっとプレイしまくろうと思います。

にゃんこを引いて電車ごっこ

にほんブログ村 旅行ブログへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です