ナイルの巨大な古代遺跡群


投稿者 : firepoicat

エジプトの歴史は非常に長い。紀元前3000-2000年には古代エジプト王国が現在のカイロ中心に栄え、この頃にピラミッドが作られたそうです。そして紀元前2000-1000年のエジプト新王国時代では都をナイル川中流のテーベ、現在のルクソールに移し、巨大な神殿や壁画が残されています。

はるばるエジプトまで来たのです。せっかくなのでナイル川中流に佇む巨大建造物を見にってみるとしましょう。ということでやってきたのがこちらナイル中流の街、ルクソール。

ルクソール岸辺

ラスベガスに同名のピラミッド型カジノホテルがありますが、あれはもちろんこの街をオマージュしたもの。その本場までやってきましたぜ。

ルクソール街中からほど近くにあるのが、カルナック神殿。古代エジプトの建築王ラムセス2世の時代に建造された神殿で、数あるエジプト遺跡の中でも最大規模のものの一つ。入り口の参道ではスフィンクスが列を成して迎えてくれます。

カルナック神殿正面

こちらが建築マニアのラムセス2世。建造物のほとんどに自分の巨像を建てまくるナルシストさんです。

カルナック2

全てにおいてスケールのでかい神殿ですが、中でも圧巻なのは大柱廊。直径3メートル以上の柱が立ち並び、その表面にはヒエログラフがびっしり。

カルナック3

柱以外にも壁という壁に壁画が描かれています。おそらく壮大な歴史や伝承が記されているのでしょうが、ラムセス2世の自己顕示欲を考えるともしかしたら個人の自伝を書き連ねた可能性も否めませんな。

お次はナイル川を渡って西岸にも向かってみましょう。ルクソールの街並みや神殿はほとんどがナイル川の東岸に位置しており、西岸はネクロポリスと呼ばれる大墓群で歴代ファラオ達が眠っています。

ナイル川

渡し舟賃は2ポンド(30円)。安い。色んな所でぼったくってくるので物価の相場が分かりにくいですが、このくらいが本来のエジプト現地価格なのです。

西岸ネクロポリスは結構広いので、超年代物プジョーのガイドタクシーをお願いすることに。5時間ほどの貸し切りで180ポンド(2,700円)。もちろん交渉次第ですが、こちらは完全に観光地値段です。

タクシー

西岸の入り口に待ち構えるのは、20メートル以上あるメムノンの座像。元は巨大な葬祭殿だったそうですが既に破壊されてしまっており、唯一現在に残っているのこの1対も満身創痍といった感じです。

メムノン

西岸一番の見どころは王家の谷と呼ばれる大墓群。太陽の照り付ける岩石砂漠の中に60を越える墓が並びます。かの有名なツタンカーメンの墓もここに。

王家の谷

墓は全て地下へ伸びており、地表から階段を降りると通路を抜けて石棺のある玄室に続く構造。墓内は例のごとく壁画で埋め尽くされており、なかなか荘厳な雰囲気です。それぞれの墓はもちろんそれなりに大きいので、エジプト王家にとってはご先祖様の墓参りも一大事ですな。

さて、ルクソールを離れてさらに南に向うと、ナイル川もいよいよ上流。ナセル湖ほとりのアブシンベル神殿に向かいます。アスワン及びアブシンベルのあるこの地域はエジプトの南端。ヌビア地方と呼ばれ、ヌビア人の方々が多く住んでいます。肌が黒く縮毛で、典型的なアフリカ系といった感じ。フレンドリーな彼らがカフェで興じているのはエジプトドミノ。ギャンブルフリークの僕はどうしてもいくら賭けてるのかが気になるところです。

ドミノ

ナセル湖はアスワンハイダムがナイル川を堰き止めることで造られた人造湖。その大きさたるや琵琶湖の7倍。方向によっては水平線も見えます。

ナセル湖

実はこれから向かうアブシンベル神殿が本来あった場所は、このナセル湖の底。アスワンハイダム建設にあたって水没する神殿を救済すべく、ユネスコが国際的に働きかけたそうです。そして世界的な協力のもと、元の位置より60メートル上にそっくりそのまま移転されたそうな。こちらはその模型。

アスワンハイダム

無事に水没を免れたアブシンベル神殿。高さ20メートルにもおよぶ正面の巨大座像はこれまたラムセス2世。4人とも同一人物です。さすがにそれはナルシスト過ぎじゃないですかね。

アブシンベル神殿

ラムセス2世の建築意欲は、カジノリゾート界の雄、スティーブウィン氏も真っ青。とにかくナイル流域の巨大建造物の至る所に登場してきます。

このアブシンベル神殿の救済運動は、これがきっかけとなって遺産や自然を保護しようという機運が高まり、それが1972年の世界遺産条約の採択に繋がったのでした。僕らもこれまでの世界旅でたくさんの世界遺産を目にしてきましたが、それらを楽しむことができるのも実はこうやって人類の宝として大事に保護されているおかげでもあるのです。ありがたや。

僕らも後世のことまで想いながら生きていきたいものですね。



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