温泉でまったりうっとりしてるだけではありません。我らの目的はもちろんカジノなのであります。世界で最も美しいカジノとやらをとくと堪能してやろうじゃありませんか。まずはバーデンバーデンカジノの外観。なんというか、普通ですな。
格調高いこのカジノでは、ドレスコードも厳しいとの事。男性はジャケット必須です。この時のため、ネクタイも18€で買っておきました。こっそり物理柄でご満悦なfirepoicat。ふふふ。
バーデンバーデンのカジノ営業時間は14:00 – 2:00なのですが、実は午前中に行くと、ガイドツアーで入場できて写真も撮らせてくれるとのこと。もちろんぬいぐるみもOKよ、とのことなので入場料7€を払いましょう。誰もいないカジノを独り占めです。
中に入ると、世界で最も美しいカジノというのは伊達ではありません。荘厳です。壁中が中世ヨーロッパ絵画と彫刻だらけです。もちろん天井でも天使たちが踊り狂っています。
ブラックジャックテーブルもヴィーナス像と向き合った配置。厳かな気持ちでダブルダウンしましょう。
カジノの入り口には定番のホイールオブフォーチュンはありません。そのかわり、レトロなルーレットが置いてあります。赤黒じゃなく、ホースレースに賭ける形のルーレットです。現役の競馬場も持つバーデンバーデンならではの仕様といったところでしょうか。
ヨーロッパではルーレットが格調高いとされており、実際人気も高いゲームなのです。調子に乗ったfirepoicatはクルピエ気取り。
ギャンブルに一息付きたい時は、バーも併設されてます。こっちはちょっとモダン。
さてさて、肝心のポーカールームはというと・・・。うーむ。まずはこのチップを見ていただくことにしましょう。
ポカキチで勘の良い方なら、チップを見ればこのルームのセンスが察していただけるかもしれません。
2€が2種類あるし!デノミ2 10 20 50 100とか救えねーし!2€と100€の色が似すぎて積んだら分かりづれーし!というかこのチップめっちゃ積み難いし!
そう。ポーカールーム運営は正直ちょいとお粗末です。まあ、そもそもあんまりポーカーシーンが盛り上がってるとは言いがたいのでしょうがない面もありますが。伝統の時代に取り残された、ガラパゴスみたいなポーカールームなのでした。
バーデンバーデンはポーカー的にはイマイチだったので、もう一つの有名温泉地、ヴィースバーデンにも足を伸ばしてみました。フランクフルトから1時間弱の好立地。かのドストエフスキーもルーレットに明け暮れ、負けてムカついたから小説にしてやったという由緒正しいカジノです。
こちらの街並みは意外と現代的。古き伝統を残しながらも、新たに観光地として発展していってる様子です。
カジノは噂通りさすがの豪華さ。こちらは内部の写真はNGだそうで。
バーデンバーデンは伝統の中に取り残されている感が否めませんでしたが、こちらヴィースバーデンは、伝統とモダンをうまく融合させて街を発展させて行ってる感じで、個人的にはかなりいい印象でした。
ポーカールームも比較的盛況です。レーキが安すぎるんだけど・・・大丈夫か?公営で採算度外視なんだろうか。ここヴィースバーデンは街的にもポーカー的にもなかなか悪くない処なのでオススメです。
これにてドイツは終了。パリに向かうことにします。ドイツはfirepoicat的にはとても気に入った国でした。みんな自分の仕事に真面目に取り組んでるって感じ。来年のWSOP Europeはベルリンらしいので、またその時にでも訪れてみたいものです。