パリ滞在も残り一日なので街も周りましょう。まずはルーブル美術館。さすがの人だかり。
凱旋門はでかい。登ると上からパリ市街が一望できます。勝ってここをくぐって帰国すればそりゃー感慨深い気持ちになるだろうな。
かつての駅を改造して造られたオルセー美術館には印象派巨匠達がわんさか。
最後の夜はパリらしく生牡蠣にシャブリ。喰らい付くaileenをよそ目にfirepoicatは背を向けています。何故でしょうね。食べた数は20対4とだけ言っておきましょう。
帰りに地下鉄の改札を通ろうとしたところ。切符を通したのに回転バーがまわりません。ん、なんだなんだ?ガチャガチャガチャ。よく見ると、後ろののっぽのニイチャンがバーに引っかかっているようです。おいアンタが近すぎて引っ掛かってんだよ。ちょっと後ろに下がってよ。
その兄ちゃんが一歩下がると無事にバーが動き、改札を抜けます。・・・??? ん?
なんかカバンが・・・軽い・・・空けられてる! そんで財布が無くなってる!!!
あわてて振り向き、改札の外に飛び出てあたりを見渡すもあとの祭り。そうです。後ろでもたついていたニイチャンはスリだったのです。それなりに気をつけていたつもりでしたが、見事鮮やかにやられました。
盗られたのは財布一つのみ。二つに分けていた財布の片方のみで済んだのは不幸中の幸いでした。パスポートも無事。それでもカジノ用に持ち歩いている現金をやられたのは大きな痛手です。4,000€。ちくしょおおおお。泣きむせぶfirepoicatを宿主が優しい瞳で慰めてくれました。
もちろんその日の内にカード類は全部停止。念のため翌日に警察に届け、被害届を発行してもらいます。万一カードの不正使用被害があった場合に備えて、一応ね。
悲しい思い出のパリを後にし、次の目的地のオランダ アムステルダムへ出発。高速鉄道Thalysで3時間です。ここでまた驚きの事件が起こるのです。
ちょうど道半ば、ブリュッセルで停車中のこと。何気なく窓の外を見たaileenがとんでもない光景に気付きます。知らないおっちゃんが何故か俺らのスーツケースを両方とも持ち運んでいってるよ!
おおい、待て待てまてまてマテマテ、待てい!!
あわててfirepoicatが電車の外に飛び出し猛ダッシュ。スーツケースをひったくり返したところで電車は発車寸前。まだ行かないでー、と大声上げながら駆け込み、なんとか乗り込むことができました。
なんと、二日連続で盗難に出くわすという珍事。なんか最近ついてないなーと思っていましたが、こんなバッドビートを喰らうとは。しかし、スーツケースを見事に取り返せたのは奇跡的というタイミングでした。かなりやばかった。大事な荷物、そう簡単に渡すわけにはいかんわ!
このバッドラックを回避できたのは大きい。セットオーバーセットを喰らいながら、ボードストレートでチョップになったようなもんです。これは、どう考えても節目ですよ、節目。この後はもう爆勝ちする気しかしません。いわゆる流れ論的にね。
アムステルダムではいいことありますように。