世界遺産巡りの第一弾は、ナスカの地上絵!その存在を知らない人はいないでしょう。大地という広大なキャンパスに書かれた不思議な幾何学的な絵です。
リマからナスカへは長距離バスで移動。最大手のCruz del Solで予約すると一人73ソル。1ソル=38円なので、約2,800円。かなり快適なバスで、7時間の移動もさほど苦ではありません。
この日の宿はネットの事前予約で一人25ソル。聞くところによると、現地で当日宿を探せば10ソル程度のところがたくさんあるらしい。ナスカ到着は夜9時過ぎだったこともあり、南米初心者の我々は予約しておいた宿にチェックイン。
宿のおじさんに明日の遊覧飛行の手配をお願いして、すぐに就寝です。飛行機酔い対策には、きちんと休息を取っておかねば。
翌朝は7時に宿にお迎えがきて、ナスカ空港へ。空港といっても遊覧飛行のセスナの発着しかなく、旅行会社のカウンターが10社ほど並んでいます。
予約しておいたのはTravel Air。フライトが一人279ソル、空港税が25ソル。合わせて約12,000円という、周りの物価からするとかなり高級な観光です。
酔い止め薬も忘れずに飲んでおきましょう。我ら二人とも酔いやすい体質なので、日本でトラベルミン5箱を買い占めてあるのです。パンフレットの地上絵案内を頭に叩き込み、準備は万端。
滑走路に出る前には妙に厳しいセキュリティゲートがあり、何故かぬいぐるみ2体を入念に調べられます。銃でも内蔵されてると怪しまれたのでしょうか。
こちらが我らを空へ連れて行ってくれるセスナ。乗るのは二人とも初めてなのでテンションが上がってきます。まずはプロペラに登って記念撮影ぱちり。
定員はパイロット2人 + 乗客4人。小さい飛行機なので揺れも激しいのでしょうか。どきどきします。シートベルトをしかと締めて、いよいよテイクオフ!
飛び立って3分ほどすると、早速見えてきました。クジラ!パイロットが案内してくれるまでもなく、はっきり地上絵が見て取れます。
お次はサル。横の窓から地上絵をよく見えるように、パイロットが機体を右へ左へと振ってくれます。
なお、地上絵の写真を撮ったのは我らではありません。だって飛行機酔いが怖いんだもの。リマの宿で一緒になってナスカに同行しているオカダヒムロ氏にご提供いただきました。ありがとうございます。
そしてザ・ナスカの地上絵、ハチドリ!
この日はいい天気で風も無く、遊覧飛行にはうってつけの気候だったようです。そのおかげか、パンフレットに載っていない幻の地上絵も見ることができました。
こ、これは!
まさしく神秘的というにふさわしい図柄です。なんだか神々しいとさえ言えますね。ナスカの地上絵の話はもう少し続きます。バスが10分後に迫っているので、後編は明日に!
ぽちり押してもらえると後半を書く意欲が湧いてきます。