
南米旅行で一番楽しみにしていたウユニ塩湖。乾季に現れる真っ白な塩の平原も素晴らしいのですが、雨季には塩原の上に水が張って空を映し出す「鏡張り」が見れるのです。しかし雨季は3月まで。今回の旅で鏡張りを見ることは難しいだろうな、と思っていたその時。
ドライバーがトランクから大きな袋を出してきて長靴をみんなに配り始めたではありませんか!
これは・・・もしや水が張っている場所へ行けて鏡張りが見れるってことでは??
スニーカーから長靴に履き替えて向かった先は、塩田。車を降りると塩の上には水が溜まっています!そして、まだここではところどころに塩地が見えるものの、雲と空が水面に映し出されて鏡のようになってます♪
山になっているのは塩。鉱物資源が無くなった今、ウユニの主要産業は塩と観光なのです。食いしん坊aileenザウルスは早速、塩山に登って味見しています。
aileenザウルス「まろやかで美味しいよ!アルゼンチンで食べるステーキにかけたら美味しそう♪」
塩田を後にすると、お次は日の入を見る場所へ移動です。こちらには他のツアー会社もたくさん集まってきていて、サンセット鑑賞のお決まりスポットのようです。
なにしろここは、一面綺麗な鏡張り!人も車も綺麗に映っています。まるで本当の鏡のよう。この景色で夕日が見れるのかと思うとニヤニヤが止まりません。
この日は雲もありましたが、日の入が近づくとちょうど雲が晴れて太陽が出てきてくれました。水面に夕日が写って、太陽が二つ。標高3700mという高地で海かのように二つの太陽が一つになりながら沈んでいく姿を見れるなんて奇跡です!神秘的な光景に、しばし二人とも無言で見とれます。
これにて1デイ + サンセットツアーは終了し、一旦ウユニの町に戻ります。しかし、我々の計画はまだまだ終わりません。日付を跨いだ朝3時からのサンライズツアーを申し込んであるのです。ということで戻ったらシャワーを浴びて、仮眠を取りましょう。
横になるも、遠足前の子供の様に結局あまり眠れず。2時半の目覚ましと共に起床し、眠いながらもモソモソ準備をします。夜はとっても寒いと聞いてきたのでヒートテック、フリース、ダウン、レインウェアと持っている物全てを着込み、ホッカイロまで持って準備万端です。
改めてウユニの町を出発し、真っ暗で広大な塩原を昼間とはうって変わってゆっくりと進んでいきます。昼間は景色や轍を目印に進みやすいのでしょうが、夜はさすがに時折GPSを確認しながら目的地へと進んでいきます。
いよいよ日の出の観測点に到着!ここもきれいに水が張っていて見事な鏡張りを見ることができます。夜空も部分的に雲がかかっていますが、月も沈んだ後なので天の川とその周辺の星も完璧に見えます。
星座の解説はfirepoicat先生にお願いしましょう。おかげで南十字星もちゃんと見つけることができました。写真ではfirepoicatの左上にある横長の菱形が南十字星です。こんなに小さいのか!
分かりますかね?数ある星座の中でも一番小さい星座らしいので、解説があっても見つけるのが難しそうです。
夜の撮影についてはリマより一緒に旅をしているオカダヒムロ氏に撮っていただきました。デジタル一眼レフでの素敵な写真をありがとうございます!

ひとしきり天体観測を楽しんだ後はペンライトでのお遊びタイム。塩原でのトリック写真とは違った難しさがありますが、流暢な日本語を話すコリアンナイスガイ、ジノが翻訳してくれるおかげで、メンバー一丸となって楽しく描くことができました♪星空とペンライトの文字、水面に写る文字を綺麗に収めることができましたよ!

その後はみんなとおしゃべりしながら朝日を待ちます。そして、徐々に白んできて朝焼けで空が赤くなり始めました。お決まりの扇でキメっ!

風もなく水面に朝焼けが綺麗に写し出されます。心なしか、二人もいつもよりキマッてるような。綺麗な景色は普通に撮ってだけでも絵になりますな。

それにしても、諦めていた鏡張りが見れるとは嬉しいのなんの!地平線の彼方まで真っ白に広がる塩原、夜空に広がる満点の星と鏡張りに写った星空による宇宙、夕日に朝焼け。全てが一気に見られて大満足のウユニ滞在となりました♪
p.s. 鏡張りツアーで一緒だったソンミちゃんが写真を送ってくれました。
7人合体。千 手 観 音 !

こちらもベタネタ。人類進化!

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