アルゼンチンは牛肉大国。一人当たりの消費量は、なんと日本の10倍。メニューの中心は圧倒的に肉。肉!肉!!aileenが狂喜乱舞です。
野菜より安いとか言われる牛肉ですが、これがかなりうまい。6日間の滞在で毎晩たらふくステーキ食べてました。評判の高級店エルミラソル (El Mirasol) のステーキ&サラダ、ワインを頼んで2人で800ペソ (8,000円) ぐらいです。肉汁したたるミディアムレアが絶品です。
普段はビール党な自分ですが、ここはワインもうまい。アルゼンチンワインを代表する品種マルベックは、果実的な酸味が重厚なステーキと見事にマッチします。肉を引き立てるために作られたワインと言っても過言では無いでしょう。
肉を食べたカロリーは、せめて街を歩いて消費しましょう。船上カジノがある川をちょっと遡れば、高層ビルの立ち並ぶ市街地が。さすが南米一の都会。
街の中心にあるのは大統領府。ホワイトハウスならぬピンクハウスと呼ばれています。最高権力をこんな色取りにしてしまうところがさすがアルゼンチンですね。
今は5月で労使闘争の真っ最中らしく、デモ幕らしきものが掲げられております。噂によると、僕らがリマへ移動する日に24時間ストライキがあるらしい。その日は闇両替も公共交通機関もストップするらしいので、注意しておかないと。
路上に足跡があると思ったら、これはタンゴのステップ。ストリートパフォーマーが情熱的に踊っているのももちろんタンゴ。
こちら、絢爛豪華な内装を誇るのは、世界で2番目に美しい本屋と呼ばれるエル・アテネオ。1番はどこだとツッコまざるを得ない称号です。ちなみにオランダにあるらしい。ここは古い劇場を本屋に改装したそうで、ベネチアンカジノのような雰囲気の本屋です。正面のステージは今はカフェになっています。
そして2階の本棚にはなんと、充実のポーカーコーナーが。もちろんスペイン語。さらに他の棚にまで拡張されてます。ポーカー界のスーパースター、ダニエルネグラーノの著作なんて本屋入口すぐに平積みしてあります。市内に正規カジノは一ヵ所しかありませんが、この様子だとポーカー自体はアルゼンチンに馴染んでいるようですね。
ただfirepoicat的二大名著である、No Limit Hold ‘em: Theory and Practice と The Mathematics of Poker はどちらも置いてないようです。これら無くしては、ポーカー先進国には程遠いと言えましょう。そんな国では、まだまだ楽園状態は安泰ですな!そう、そんな国では・・・。
肉とビールとワインに溺れたせいで、結局あまりポーカーをやらずに終わってしまったブエノスアイレス滞在でした。ステーキ代は勝てましたが、旅費分まではとてもとても。
これから再びリマで数日間ポーカーの後、帰国予定です。そろそろ6月のWSOP (World Series Of Poker) に向けて本格的に準備も始めないと。
700gの巨大ステーキもぺろり。