リマのポーカー事情

ブエノスアイレスから飛行機で4時間、再びリマにやってきました。長いバス移動に慣れた我らには4時間などあっという間。最近はトラベルミンもご無沙汰で、乗り物酔いに対しても流石に鍛えられてきたようです。

街につくと、早速カジノを探して散策。行き着いた、恋人たちの公園でオマージュ写真を撮りましたが、我らでは柔道の上四方固めにしか見えませんね。

リマ上四方固め

リマにはたくさんのカジノがありますが、その多くは街のゲームセンター風。小さなハコにスロットマシーンが置いてあるのがほとんどです。

ポーカーができるのは3ヵ所で、ここはその一つ、フィエスタカジノ。

リマフィエスタ

テーブルゲームは18時からということでその時間に訪れると、3テーブルでトーナメントをやっています。キャッシュゲームは23時頃オープンらしく、ステークスは5-5ソル。海沿いのマリオットホテルのポーカールームも5-5ソルらしい。

一年前にここに来たヨコイムネユキ氏のブログによると、もう少し高いステークスが立つカジノがあるということなので、そちらに行くことにしましょう。

というわけで南米旅最後の戦場は、ここアトランティックシティカジノ。かつてはホテルの一画の小さなカジノだったのでしょうが、隣にカジノ&コンベンションホールを建ててホテルと連結し、大きく拡張した様です。

リマアトランティック

カジノ内の2階に上がったところにポーカーエリアを発見。12テーブルほど置いてある立派なポーカールームです。この日は平日でしたが4卓トナメ、2卓キャッシュが立っています。

ステークスは2極化していて、なんと5-5ソルと25-25ソル。なんなんでしょうこの開きは。さらに、後日来た時は、10-20ソルに加え、25-25USDが立ってて満卓なこともありました。ラスベガスより高いよ!リマポーカー界では一部の層でインフレが起こっているようです。

この日は25-25ソルをプレイ。座ろうとすると、ミニマムバイインは4,000ソルとか謎の嘘をつかれます。ホントは2,000なんですが、日本のカモがやってきたと思われたんでしょうか。手持ちは6,000ソルで、ちと不安ですが、意を決して4,000で入ってやることにしましょう。ちなみに勝ってる時は2時間は離席禁止らしい。これはホントのルール。なんだか鉄火場的な発想です。

面子は年配の方が多いためソフトなフィールドかと思いきや、意外とそうでもない。ほどほどなアグレッションもあり、プレイ傾向も各々バラバラなので、ちょっとハンドが読み難い感じですね。無難にタイト気味にプレイしようと思ってた矢先のことです。

リマセミブラフ

No Limit Texas Hold’em 25-25
Hero HJ (3,500)
現地のおじさん MP (2,300)

MP limp 25 HJ 150 SB BB fold MP call
Flop (350) HJ 200 MP 450 HJ call
Turn (1250) MP 500 HJ 1700 all in MP fold

プリフロップはよほどタフなフィールドでない限りは当然レイズで問題無いでしょう。

フロップはフラドロ & ガットショット。コンティニュエーションベットは必須です。ところが、小さいチェックレイズが来てしまいました。このおじさんのプレイ傾向は、このような感じ。

・プリフロはややルース
・トップペアはオーバープレイ気味
・セミブラフは少な目
・ハンドの強さでベット額が変わる
・全スタックを突っ込むのは渋る

さらにレイズを返すのも検討の範囲ではありますが、さすがに素直にコールする方が勝るでしょう。ということでコール。

ターンは、小さいセカンドバレルが来ました。ここもほぼコールするつもりだったのですが、この小さなベットとおじさんの雰囲気からすると、プラン変更を検討した方が良さそうです。おじさんの傾向を踏まえて、レイズオールインに対するアクションを予想しましょう。

Aの1ペア     : ほぼフォールド
A4以下の2ペア : 多分フォールド
A8         : コールするかも
K&フラドロ    : コール。これが一番怖い
セット        : そもそもほぼ無い
フラドロorストドロ : そもそもほぼ無い

問題は、タネ銭が厳しいこと。これ負けてキャッシングするハメになるのは嫌だなあ、と内心不安に駆られます。が、この条件が整っている以上、もちろん行くべきでしょう。自信満々オーラを放ちながら、オールイン!

オールインオーラ

おじさんは唸って悩み始めました。悩んでくれるなら期待大。即コールされなかった以上、おそらくフォールドに傾くことでしょう。A8だけはコールするかも。A4と強さはほぼ変わらないのですが、ターンで当てているということが心理的に降りにくくさせるのです。

相手のセカンドバレルに対しオールインを宣言するまで、その間、3秒。様々な想いが交錯した、濃密な3秒間です。脳みそがフル回転し、生きてる実感がギュッと凝縮されたような時間。この瞬間があるからポーカーは止められないんですよね。

このポットは見事獲得したものの、結局この日は2,500ソルの負け。ギャンブル負けると普段の旅中の節約が無性に虚しくなるのは否めません。くそう。残すところは後2日、南米ポーカー旅の経費大赤字を少しでも解消すべく頑張ろうと思います。

~ リマのポーカールーム情報 ~

ルーム情報リマ2
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サムネイル用1

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