WSOPヨーロッパ in ベルリン

地中海をしばし離れ、やってきたのはドイツ ベルリン。ここでは今、WSOPヨーロッパ (World Series Of Poker Europe) が開催されているのです。ギリシャ、キプロスでは観光にかまけてあまりポーカーをしていなので、そろそろポーカー旅人としてきっちりポーカーにいそしもうではありませんか。

ベルリンに来てまず思ったことは、とにかく寒い。地図をよく見てみれば、緯度的には沖縄から北海道に来たようなものなのですね。そりゃ寒い。街中のポツダム広場には謎のトランプタワーが設置されています。WSOPヨーロッパでさぞかし盛り上がってる・・・と思いきや、ポーカーは関係ない企画でした。まぎらわしい。

ベルリンは実はfirepoicatお気に入りナンバー1の街なのです。きれいだし、都会だし、なんかみんな真面目だし。物価も高くないですしね。一年ぐらい住んでみたい。

そんなお気に入りの街を歩きながら、いつものようにカジノへ向かいます。WSOP会場はシュピーエルバンクベルリン。通常時のキャッシュゲームは€2-2か€5-5のテーブルしか立っていませんが、この時期は特別のはず。トナメ効果でユーロが舞い散っていることを期待しましょう。凍えながらカジノへ到着すると、名物ベルリンベアがWSOP仕様で出迎えてくれます。一年ぶりにまた来ましたよ。

会場自体はあまり大きくないながらも、特設会場が設置されて所狭しとテーブルが詰め込まれています。高いステークスは€50-100のテーブルなども。そしてキャッシュゲームテーブルの内、半分はポットリミットオマハ。オマハは本当に増えてきましたね。

さーてユーロを増やすぞ、と意気込んだものの、なんと人が多すぎてウェイティングがいっぱい。30分ほど待ってみても、テーブルに座れそうな気配は全くありません。なんだいキミ達、トナメでもやってなさいよ。しかし座れないのではどうにもしようがありません。一度宿泊先に帰って出直すとしましょう。

ベルリンの宿泊はAirBnB。観光地だとホテルとそんなに変わりませんが、都市部に宿泊する場合はこちらの方が断然条件がいいみたいですね。なによりも、これですよ。

ファティ1

宿泊先で我らを迎えてくれたのはとらねこのFatty君。名前の意味はおでぶさん!とても人懐っこく、すぐにでかい体を摺り寄せてタックルをぶちかましてきます。寝るときもあったかい。もふ。

次の日はあいにくの雨。外は寒いし、どうせキャッシュゲームは待ちが多いし、と言い訳をしながら、丸一日だらだらしてしまいました。一緒に雨模様を眺めながらもふもふ。

毎日もふもふもふもふ。あー、もうカジノとか行かなくてもいいよね・・・。

部屋でだらだらもふもふしていると、宿泊先のキッチンで突如宴会が始まります。この家は複数の人でシェアをしているらしく、友人も頻繁に訪ねて来て何だか賑やかなのです。

暇だった我らも宴会に参加しポーカーで世界を巡ってるんだという話をしたところ、ベトナム系兄ちゃんのネイサンが興味を持ってきました。このネイサンが、超強烈キャラ。ひたすらしゃべり続け、しかもめちゃめちゃトークが面白い。ポーカー教えてくれというので、成り行きで遊びでホームゲームをすることに。この家にはカードが無いので、ネイサンの家にみんなで移動してゲーム開始です。

ネイサンのベンツにみんな乗り込み、着いたところは街中心部の超高級住宅。着ているジャージも妙にハイセンスだとは思っていましたが、やはりかなりのお金持ちらしい。

チップは無いので代わりにモノポリー札を使ってプレイ。まずは練習ラウンドでモノポリー札を勝ち取ったところ、負けたネイサンがそのモノポリー札を取り戻すんだ!代わりにおれはこれを賭けるぜ!と持っていたスカーフを差し出してきます。スカーフを勝ち取ると次に出てきたのは謎のアヒル。段々テーブルの上がカオスになってきました。

結局その夜はリアルマネーを賭けることはなく、プレイマネー&物々交換というカオスなポーカーが行われたのでありました。謎展開なものの面白い一夜でした。

それにしても、ネイサンは強烈。お金持ちな感じはしていたけど、家の壁をみると何気にピカソが飾ってあったり、実はゲイで大企業の超偉いさんの旦那と2人でそこへ住んでたり、その後行ったゲイバーではキレッキレのダンスを披露してたり、20代と思いきや42歳だったり、放蕩キャラだけどめちゃめちゃ頭良いオーラを出してるという。

これまでの世界旅で会った人の中でも、最も印象的なキャラでしたね。自由奔放だなあ。

ちなみに最初に勝ち取ったモノポリー札は無くなることもなく、そのままfirepoicatとaileenが勝ち続けた結果がこちら。ボクシンググローブ、Tシャツ3枚、トランプ、スカーフ、水彩画、トランシーバー、なわとび、アヒル。

謎の戦利品を手に入れたものの、ホームゲーム中にテキーラを飲み過ぎて次の日は二日酔いでダウン。そんなこんなでまるまる2日以上もサボったので、そろそろポーカーしに行くことにしましょう。

ちょっと早めの時間にカジノに到着すると、今度はすぐにプレイできるようです。というか、初日は金曜の夜なので満席だったらしい。平日ならそれなりにテーブルに空きがあるようですね。

まずはホールデム€5-10に座ってみると、既にそこには知った顔が3人。ラスベガスやマカオで会ったことのあるプロプレイヤー達です。やはりここへはヨーロッパの若いプロ達も結構集まってきており、トナメ中といえどあまりいいゲームとは言えない模様ですね。

試しにオマハに移動すると、こちらの平均レベルはまだまだ。これならさすがにオマハの方が高いwin rateが出そうです。ただ、オマハはwin rateが高い以上に、分散が桁違いに大きくなりますからね。旅中はあまり多額の現金を持ち歩かないようにしているので、タネ銭がちょっくら不安なところです。

EPTマルタ (European Poker Tour Malta) に飛ぶまでは2週間。それまでの予定はポーカーの成績次第。サクッと勝ってユーロが潤えば、悠々自適にドイツ観光でもしたいものです。どうかオマハで上振れますように。

~ WSOPヨーロッパベルリンのポーカールーム事情 ~

ディナーはスイートなリースリング、と思いきや全部辛口。なぜなんだ。

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