今日は朝起きたら大きなニュースが入ってきました。カジノ法案が衆議院内閣委員会で可決され、成立へ向けて大きな一歩を踏み出したのです。強行にすぎる進め方にはカジノ推進派ですら苦笑を禁じ得ない状況とのことですが、まずはいちギャンブラーとして素直に喜んでおきたいと思います。
もっともカジノ法案が成立したとしてもポーカーが合法化される可能性は低いというのは、最近日本ポーカー界でも 話題 になったところ。ポーカーのような客対客の賭博を合法化するためには今回のカジノ法案とはまた別の特別法が必要となるそうです。その実現に向けてはポーカー界だけが声を上げても難しいでしょうから、麻雀界やeスポーツ界とタッグを組んでロビー活動をしていく必要があるのかもしれません。簡単な道のりではありませんが、日本のカジノでのポーカールーム実現の悲願に向けて、微力ながら自分が出来ることを考えてみたいものです。
当面は日本でのキャッシュゲーム振興を目指した草の根運動として、旅先のカジノを紹介していきましょう。というわけで、今回はエストニアの首都タリンです。
フィンランドのヘルシンキからフェリーに乗ること2時間、バルト海を越えてタリンに到着。
エストニアは人口140万人の小さな国ですが、Skypeなどを生み出したIT大国であり、街の中心部はモダンでそれなりに賑わっています。
タリンの観光名所は旧市街に固まっていて、一日かければほぼ全てを歩いて周れます。まずはこちらが入り口の城門。
城門を抜けると、中世ヨーロッパらしいきれいな街並みが広がります。
城壁から一望できるタリン旧市街。ヨーロッパらしい赤い屋根に、教会の尖塔が映えますね。
こちらの聖オレフ教会は、13世紀当時は世界で最も高い建物と噂されていたとか。なんだか微妙な表現ですが、この街ではひときわ高い塔なのは確かです。
旧市街を30分も歩けば逆側の城門に到着。ずんぐりとした大きな砲塔の名は太っちょマルガリータ。ネーミングセンスがすてき。
丘の上にどどんと建つのはアレクサンドル・ネフスキー大聖堂。ロシア正教会の大きな教会ですが、ロシアに支配されていた時代を想起させるということで、実は国民からは嫌われているらしい。
中央広場にはクリスマスマーケットが。いかにも北欧の冬といったいい感じの景色です。
さて、それでは本命のカジノへ向かいましょう。タリンに小さなカジノはたくさんあるのですが、ポーカーができるのはこのオリンピックパークカジノ。2016年6月にオープンしたばかりのきれいで立派なカジノです。
(写真なくなっちゃった)
ポーカーテーブルも10卓ありプレイヤーで賑わっていますが、何やら様子がおかしい。よく見れば、全員プレイしているのはトーナメントではないですか。夜遅くになればキャッシュゲームも立つそうですが何時になるかは分からないとのなので、止むを得ずトーナメントに参加することに。2015年のWSOPメイン以来、16カ月振りのトーナメントです。この日はバイイン€20(+€2)で81人参加。開始90分はリバイ可能ですが、そこまでに飛ぶ人はあまりおらず、最終的なプライズプールは€2,500。優勝は€740ほどです。・・・ポーカーで遊ぶには超お手頃良心設定なんですが、これ絶対カジノは儲かってないよね?
こちらが毎日のトーナメントスケジュール。4日間だけキャッシュゲームフェスティバルという日があるようですが、それ以外はトーナメントメイン。飛んだ人が集まって希望すればキャッシュゲームを立てるという感じらしい。
(写真なくなっちゃった)
結局タリンでは時間の都合もあってキャッシュゲームはプレイできずでしたが、トーナメント中に隣のおじさんにポーカー事情を聞いてみたところ、お決まりの答えが返ってきました。
「タリンでポーカーできるのはここだけだよ。まあなんだ、公式にはな。にやり」
ということで、エストニア人の間でもポーカーはそれなりに浸透しているそうです。次のラトビア、リトアニアではキャッシュゲームできるといいなあ。
~ エストニアのポーカールーム情報 ~
(データ消えちゃった)