水の都ヴェネチア

カンピオーネからそのままレンタカーでイタリアの東部へ。いよいよ今回の世界一周最後の目的地。そこはアドリア海を臨む水上都市、水の都ヴェネチアです。

ベネチア全景

水の都という二つ名は伊達ではありません。何しろこの街の交通手段は船。街中には狭い路地に並んで縦横無尽に運河が走っており、その上をゴンドラが行き交います。

ラスベガスにある大型カジノベネチアンは、もちろんこの街をイメージしたもの。その本場までやって来ました。

ベネチア小運河

ヴェネチアには車を乗り入れることはできません。街を移動するためには狭い迷路のような小路を歩くか、船に乗るのみ。

小路にはおしゃれな店がひしめいています。レストランもいっぱい。どこで食べてもおいしいのは、さすがイタリアというところ。

ベネチア小路

行き止まりかと思っても、ビルの隙間に小さな抜け道がいっぱい。鬼ごっこの鬼泣かせな街です。なんだかボンバーマンのフィールドのようでもあります。

観光の中心地リアルト橋は残念ながら今は改装中。それでも橋のたもとは観光客でごった返しています。

ベネチア中心街

もっとも有名なのはサンマルコ広場にある大聖堂。ヴェネチアは街全体が見どころとも言えますが、なかでもこの建物はひときわ威容を放っています。

サンマルコ

ヴェネチア本島から見えるサンジョルジュマッジョーレ島もなかなかの眺め。しかし、それよりも目が行くのは足元の海水面。なんかもう自分達の立ってる足元が水没しそうなんですけど大丈夫?

心配したら案の定、普通に洪水が起こるらしい。むしろアックアアルタと呼ばれる洪水はヴェネチア名物にすらなっているんだとか。アドリア海自体が細長い上にベネチアが位置するのは潟。満潮と季節風と降水量の条件が重なると、海水面が通常の潮位を遥かに超える高さになることがあるそうな。

前日は雨だったものの、滞在中は幸運?なことに洪水に見舞われることもなく、街歩きを楽しめました。お土産にたくさん売られているのはカーニバル用の仮面。お、ねこ仕様のお店も発見です。

カーニバルお面

2月に開催されるヴェネチアのカーニバルは、おそらく世界でもっとも有名なコスプレの祭典でしょう。街が豪華な衣装と仮面を着けた人々で溢れかえるらしい。次に訪れることがあれば是非その時期を狙いたいところです。

昼は観光客で賑わうヴェネチアですが、夜は結構早い。お店も23:00にはほとんど閉まってしまいます。その中で運河沿いに光り輝く建物を発見。もちろんカジノです。

カジノベネチア

このカジノベネチアはイタリアで最も古いカジノらしく、伝統ある佇まい。紳士淑女の社交場として一応現役のカジノですが、規模としてはあまり大きくありません。残念ながらポーカールームも無し。

実は空港の傍のカジノにはポーカールームがあると聞き訪れたのですが、ポーカー運営者とのパートナーシップが切れたということで現在は休止中。来月からはポーカールームが復活する予定とのことですが、詳細は不確かです。

これまで世界の色々な街を周ってきましたが、このヴェネチアは他とは類を見ない街。これほど潔く水と共生した生活というのも驚きです。観光地として世界的にも評価の高いのも納得。

ベネチア大運河

さて、今回の長かった世界一周旅もこれにて終了。一旦日本に帰国し英気を養います。

次なる予定はWSOP (World Series of Poker) の開催されるラスベガス。昨年の雪辱を果たすべく、2か月間みっちりポーカーに浸かってきます。

第十一章 ヨーロッパ旅ルート

迷路のような路地にあるカジノベネチア

にほんブログ村 旅行ブログへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です