旅をしていると様々な出来事があります。美味しい食べ物とお酒に出会って幸せを感じる瞬間もあれば、理不尽な不幸に見舞われて日本に帰りたくなることも。そんな浮き沈みも全部ひっくるめて旅の醍醐味というものですね。
美味しかった食べ物
1位 ブエノスアイレスのステーキ (アルゼンチン)
日本人はある意味不幸です。何しろ、世界のどこに行っても日本より食べ物が美味しいということはあり得ません。食のレベルにおいて日本は別格なのです。とはいえ、その中でアルゼンチンのステーキはなかなかのもの。とにかく牛肉を食べまくるこの国では、その消費量は日本の10倍にも上るとか。料理全般はイマイチですが、ステーキだけは安くてうまい。ミディアムレアに焼かれた肉肉肉、思い出しただけでもじゅるり。
2位 バルセロナのパエリア (スペイン)
何を食べても美味しいバルセロナですが、やはり一番はパエリア。海鮮のダシがたっぷりとしみてジューシー。これなら毎日でも食べられる、と思いながらふと気付きました。それって単に材料が米だからなのか・・・?いや、米派じゃない人たちもおいしそうに食べてましたよ!
3位 エーゲ海のタコのグリル (ギリシャ)
カリッと焼いた表面が香ばしい絶品。海風に吹かれながらワインが進む進む。酔っぱらいすぎて写真撮るのを忘れてました。代わりに近所のイタリアンレストランのタコ料理を載せておきましょう。名古屋ポーカー仲間には大評判で我らも大のお気に入りレストラン、サルサマードレです。
特別賞 ネパールは料理レベル高し
質素な素材しかないのに、どこで食べても何故か出てくる料理すべてが結構美味しい。技術というか調理センスが高いってことなのでしょうか。ちゃんとダシを取るという料理の基本概念をアメリカ人にも教えてあげてください。
美味しかったお酒
1位 ピルスナーウルケル (チェコ)
苦みが強めでありながらドライな飲み口。ローカルなビールなのにえらく美味しいなあ、なんて感心していたらとんでもない。実はこのピルスナーウルケルこそ、今日主流となっているビール、ピルスナーの元祖だったのです。揺らぐことなきビール界の大御所でした。ということを後から調べて知りました。ビール党の僕には大ヒットの逸品。
2位 バルセロナの白ワイン (スペイン)
スペイン料理はおいしいけど全部味付けが濃い。辛口ワインにとても合います。というかワインがないと正直食べてるのがツラくなるレベル。毎晩ついついお酒を飲んじゃうので、そういう意味ではバルセロナはポーカー生活には向きませんね。
3位 マルベック種赤ワイン (アルゼンチン)
上記ステーキの項で写っているワインがマルベックです。かなり酸味が強く、フルーティな味わい。そう、肉と合わせるためだけに開発されたワインですねこれは。やはり美味しいお酒は料理とのハーモニーが大事です。
特別賞 スーパードライ (日本)
ひたすらキレだけを追求したガラパゴス日本を象徴するビール。正直、世界的には高く評されるものではないでしょう。それでも純日本人の僕としてはこれを抜きにビールは語れません。言ってみれば故郷の味。なお写真はロンドン発のオシャレブランドであり、アサヒスーパードライとは何も関係ありません。
旅のトラブル
1位 泊まっていた部屋が火事で全焼 (アメリカ)
ラスベガスのマンスリーアパートに宿泊していた時の事。階下の部屋から出火し、自分たちの泊まっている部屋がまさかの全焼。アパートがみるみる焼けていく様は、さすがに住人全員が呆然としていました。幸い我らには怪我もなく、失った荷物もクレジットカードの保険で概ね補填されました。大事に至らなくて良かった。
2位 スリに盗られた4,000ユーロ (フランス)
忘れもしません、パリでの出来事。牡蠣とワインのおかげで上機嫌でいるところ、帰りの地下鉄で鮮やかにやられました。格別油断していたわけではありませんが、まさにプロの見事な手口でした。一応被害届を出してはみるものの、やられたものはどうしようもありません。そして翌日乗った地下鉄で響き渡る日本語でのアナウンスが耳に痛い。「スリ、ひったくり等の犯罪にご注意ください・・・」。
3位 スーツケースが危うく盗難未遂 (ベルギー)
まさかの2日連続で窃盗に会う珍事。電車での移動中にスーツケースを盗られてパニックになりかけましたが、なんとかすぐに奪い返すことが出来たのは本当に、ホントウに良かった。
旅が充実するアイテム
1位 ブログ
旅先には素敵な景色や体験がいっぱい。その感動を言葉にして表現してみれば、一層旅が味わい深くなるものです。楽しかった、きれいだったなんて曖昧な言葉だけではなく、どう感じ何を考えたのかを文章にして整理してみるのはとてもオススメ。歴史や見どころを調べるきっかけにもなりますし、皆様もぜひ。
2位 レーシック
視力回復手術のこと。満天の星空や360°の絶景を見渡す際に裸眼ではっきり見えれば、感動もひとしおというものです。慌ただしい旅の中で眼鏡やコンタクトを持ち歩く必要が無いのは便利ですしね。我らは二人とも5年ほど前に施術しましたが、今でも十分な視力を保てています。評判には賛否もありますが、いちユーザーとしては非常に有意義なものだと思います。
3位 ぬいぐるみ
多くは語りますまい。風景だけの写真ではどうしても思い出感が薄くなっちゃうことがあります。そもそも自分たちを入れて映せばそれでいいんですけどね。自撮りをアップしまくるのは気恥ずかしいシャイなあなたは自分の分身に活躍して貰いましょう。
もふりまくったねこ
1位 Fatty (ドイツ)
でかい。もふもふ。すりすり。めちゃめちゃ人懐っこいねこで、ポーカーをサボって一緒に家でだらだらしまくってしまいました。
2位 Chad & Troy (オーストラリア)
力強い。2人とも同じ顔。野性味あふれるハンター達。力が強すぎて引っかかれると真剣に痛い。
3位 Sam (ニュージーランド)
老齢の上品ねこ。チョコレート色が絶妙。美味しそうでついつい食べちゃいたくなります。
世界のどこに行ってもねこはかわいい