ここのところしばらくはポーカー漬けの日々を送っていましたが、チェコのプラハでEPTが開催されるということで久し振りにお出かけすることにしました。今回の予定はフィンランド、バルト三国、ポーランドを抜けてからのプラハ。不定期にはなりますが、これからも新しくポーカールームを訪れた際にはブログで紹介していこうかと思います。
まず降り立ったのはフィンランドの首都ヘルシンキ。ここはフィンランドの南端になりますが、それでも北緯60度。人口100万人を超える都市としては世界で最も北に位置します。街はきれいでオシャレな感じ。
ヘルシンキの街はそれほど大きくないので、主だった見どころはほぼ徒歩で見て歩けます。街の中心にある真っ白な建物はヘルシンキ大聖堂。空模様のせいか何かオーラを放っているような雰囲気です。
その近くにある茶色の教会、北欧にあるロシア正教の教会としては最大級であるウスペンスキー寺院。ちなみにフィンランドでの信仰心は低下気味の傾向にあり、20%の人々は無宗教派らしい。
フィンランドと言えば、サンタクロースとムーミン。カバではありません。妖精トロールです。今回我らと同行しているテルトロールと同種族なのです。シルエット的にはなるほどといったところでしょうか。
こちらのオフィスビルはスーパーセル本社。ポーカーキャッシュゲーム界では一世を風靡したクラッシュオブクランを開発した会社です。ポーカー中の暇な時間にちょっと遊ぶのにちょうどいいこともあり、大流行した時期にはポーカーキャッシュゲームテーブルで半分以上のプレイヤーがこのゲームに興じていることもあったものです。
クラクラファンだからオフィスに入れてとお願いしてみるも、残念ながらアポイントメントなしでは入れないとのこと。そりゃそうですな。
北欧デザインというと日本でも最近人気が高まっているようですが、こちらがその代表格マリメッコ。大胆な花柄プリントが有名なやつですね。
夜が一日中続く極夜は北緯66度以北の北極圏の話なので、冬と言えどもヘルシンキでは毎日太陽は昇ります。とはいえ夜はかなり早い。16:00ともなればあたりは暗くなり夜の様相です。そして気温はもちろん氷点下。寒いフィンランドの夜と言えば、サウナを忘れるわけにはいきません。
500万人しか話し手のいないフィンランド語ですが、一つだけ世界的に有名な単語があります。それがサウナ。フィンランド人にとってのサウナは生活に深く根付いた文化であり、日本人にとっての温泉かそれ以上の存在らしい。こちらは海沿いにあるクルットゥーリサウナ。
サウナ自体は日本でのスチームサウナとほぼ一緒。特徴的なのはサウナの後。火照った体を冷ましに外へ出てみると、何故か海中へ降りていく階段が。そう、フィンランドの流儀では、サウナで火照った身体を、冬のバルト海に叩き込むのです。そして冷え切った身体をまたサウナで温めるというループ。さすがバイキングの末裔は猛々しいですな。
さて、いよいよカジノへ参ることとしましょうか。ヘルシンキの公式なカジノは一つだけですが、ポーカーもあります。ヘルシンキ中央駅のすぐ隣にあるカジノヘルシンキ。
中に入るとポーカールームもなかなかしっかりしていて、毎日3-4卓は立っている模様。ウェイティングリストに目をやると、€2,5-2,5という謎の表記が。書き間違いではありません。ヨーロッパの小数点はピリオド”.” ではなくカンマ”,” なのです。そう、これはビッグブラインドが2ユーロ50セントという世界でも稀なステークスなのです。これだけカジノを周る旅をしてきて、このステークスは初めて見ましたね。ベット額やポット計算は慣れるまで戸惑ってしまいそうです。
ヘルシンキのステークスは小さいと聞いていましたが、僕らが訪れた週末は意外なことに€10-10NLHや€20-20NLH/PLO mixのテーブルも立っていました。とはいえ€1-1のみの日も結構あるらしく、面子によって結構変わってくるようですね。
なお僕は初っ端から€2,000負けの辛いスタートとなりました。ちくしょうめ。
~ フィンランドのポーカールーム事情 ~
ビッグブラインドはまさかの€2.5チップ