
結婚する前から行きたいと言い続けてきたウユニ塩湖が、とうとう間近に迫っています!
ウユニはとても小さな町なのですが治安は良さそう。目星を付けていた宿に無事チェックインし、さっそく参加できそうなツアーを探しに大通りへ。夜9時過ぎなので既にツアー会社は閉店していますが、店頭には明日のツアーメンバーを募る貼り紙が。1デイ+サンセットツアーがちょうど空いていたので名前を書き込みます♪
出発時間の10:30ちょっと前にツアー会社前へ向かうと、ちゃんとメンバーが揃っているようです。ツアー費の150ボリビアーノを支払って出発です。バモ~ス!!
ランドクルーザーを操るドライバーはベテランのようで、慣れた手つきでデコボコの悪路をオフロードレースの練習かのようにグイグイ飛ばしていきます。町から走ること30分、段々とあたりの地面が多少土が混ざっていますが白くなってきました。
そして、ついに1時間後には夢にまで見ていた光景が!
地面は360度、地平線の彼方まで真っ白!上には綺麗な青い空が広がります。天国みたいな不思議な景色です。ここは本当に地球上なんだろうか??そんな風に考えてしまうぐらいの光景が目の前には広がり、思わず立ち尽くしてしまうほど。
しかし、ホントここへ辿り着くまでに長かったなぁ。なんたってマチュピチュ村から64時間ですからね・・・。でも、そんな移動の疲れも吹っ飛ぶぐらいの絶景なのです!
それにしても、地面からの照り返しが凄まじい!まるでスキー場にいるかのよう。サングラスなしでは眩しすぎて目を傷めてしまいそうなぐらいです。二人がなにやらゴニョゴニョ話し合っています。これ本当に全部塩なんですかね?二人は確かめてみるようです。
aileenザウルス「これ本当に全部塩なのかな?舐めてみてよ。」
firepoicat「えー。食いしん坊なんだから自分で舐めなよ。」
aileenザウルス「ほら、私、お腹壊しやすいからさ。代わりによろしく!」
firepoicat「仕方ないなぁ。ペロペロ」
aileenザウルス「どうよ?!どうなのよ?ちゃんとしょっぱいの??」
firepoicat「しょっぱ!ぺっぺっぺっ!!ちゃんと塩だよ。塩!塩!!」
やはり一面の塩のようですね。
ウユニ塩湖に辿り着いた嬉しさに興奮してピョンピョン飛び跳ねていたら、ボコッと塩原に穴が!あ~自然破壊してる~と騒いでいましたが、穴を除いてみると、おぉ?!中には水が見えますよ?!塩原の下には水があるようです。
するとドライバーさんが穴を広げて手を肘上まで突っ込んで何かを探しはじめます。そして、取り出されたのはこの見事な塩の単結晶のかたまり!一つの結晶がこんなにも大きいのは見たことがありません。塩水の濃度が濃いことと、水流がほとんどないことにより、これだけ大きな単結晶が出来たのではないかと思われます。
ウユニ塩湖は標高3,700mにある、南北約100km、東西約250kmもある広大な塩の大地なのですが、その驚くべき特徴はその中での標高差が50cmしかないこと。世界で最も平らな場所なのです!そのおかげで真っ白な台地が果てしなく続く摩訶不思議な光景はつくられているのです。
そんなウユニ塩湖の神秘の力のせいで、firepoicatとaileenザウルスが人間と同じサイズになってしまいました!なんと我ら二人が襲われそうになっています!
aileenザウルス「あ!美味しそうな骨付き肉が二個もいる♪」
firepoicat「一緒にファイヤーポイで遊ぼうよ。」
わぁ~まずい、このままでは食べられるか火炙りにされてしまう!逃げろ~!!
と、そこへ救世主が!aileenザウルスにキックのお見舞いです!テイヤッ!二人とも今のうちに早く逃げて!
aileenザウルス「痛い!やめて~。暴力反対!」
いつの間にか、firepoicatは女の子と一緒にポイで遊んでもらって、手なずけられてしまったようです。
firepoicat「ね?ファイヤーポイって面白いでしょ?君も一緒に遠心力を計算してみないかい♪」

コリアンガールのスクとヒュイが二人がかりでaileenザウルスの骨付き肉を引っ張って応戦してくれます。
aileenザウルス「私のおやつ!いやぁ~持ってかないで~!!降参するよぅ。」
大切なおやつの肉を持ってかれそうになって今にも泣きそうです。

激しい戦いの末、ついには我ら二人も仲良くなり、firepoicatの肩に乗って、はいポーズ♪
大の大人があーでもない、こーでもないとワイワイキャッキャしながら、このような面白写真をとっているのは何だか変ですが、良い絵が取れると嬉しく、アイディアを出し合っては色々と試してしまいます。
日差しの照り付ける塩湖でこんなことをしていたら結構疲れますが、楽しいのなんの。時間を忘れるほど盛り上がっちゃいました。そんな協力プレイもあってツアーメンバーは国籍は違えどみんな仲良くなれちゃいます♪最後はみんなでジャ~ンプ!!

こんな風に広大な塩原では遠近法を利用したこのような遊びをすることができます。この写真、やってみると実は撮る側のセンスと伝達能力、撮られる側の忍耐力が必要。撮る側は手前の対象物と奥の人が旨い具合に配置されるようにカメラを構えた上でピッタリと二つが合うように人の位置を指示しなければなりません。そして、撮られる側はその指示に従って移動し、同じポーズを取り続けなければなりません。これがなかなかハードなんですわ。
それにしても長い年月と道のりを乗り越えてここまでやって来て良かった!期待を裏切らないどころか、期待以上の光景が目の前に広がって、ただただ凄いスゴイと連呼する自分がいました。
ウユニ塩湖編はもうちょっと続きます。