カナダ第一の都市トロント

フライトルートの都合で、またまたカナダに舞い戻ってきました。北米編最後の都市はトロント。五大湖の一つオンタリオ湖の北岸に位置しており、ニューヨークから飛行機で1時間ちょっとで来れます。

トロントはカナダで一番大きな都市で、人口約260万人。ちょうど名古屋と同じぐらいの規模ですね。ダウンタウンに近づけば、街のシンボルであるCNタワーがどこからでも見ることができます。

CNタワーはかつて世界で一番高い建物として知られていたんだとか。現在はドバイのブルジュハリファ、東京のスカイツリーに抜かれて第3位。なんだかんだ言っても高い建物というのはワクワクします。

市街地はなかなかの都会で、シティボーイのテルトロールも違和感なく風景に溶け込んでいますね。ただ気温は氷点下1℃で、体感気温としてもめちゃめちゃ寒い。そのせいか出歩いている人も少な目です。

さてそんな寒い街での娯楽と言えばもちろんこれ。カナダの国技アイスホッケーです。トロントには名門メイプルリーフズがあり、スタジアムも街の中心部。タイミングよく観戦チケットが取れたので、ホッケー熱を肌で感じてくるとしましょう。

屈強な漢たちのスピードとパワーと体重と拳が存分にぶつかり合う、氷上の格闘技。カナダでは圧倒的ナンバーワンの人気スポーツらしい。

トロントに拠を構えるのは名門メイプルリーフズ。なんだかチーム名が草食系です。プロリーグのNHLはアメリカとカナダのチームが所属していて、本日の相手はフロリダパンサーズ。肉食系ですね。試合開始15分前、とうとう選手たちが入場するも、まわりには未だに空席が。あれ?サンフランシスコで見たアメリカンフットボールとは随分盛り上がりが違いますね。

どうやら今回は訪れたタイミングが悪かったようです。最近のメイプルリーフズは低迷しており、今シーズンはリーグ最下位。しかもシーズンはまさに終盤、浮上の目も無いということでどうにも観客からも気合が感じ取れません。

とはいえ、試合が始まればさすがにほぼ満席。試合自体は大熱狂とまでは言いませんが、盛り上がりの片鱗はしっかり感じ取ることができました。アイスホッケーの試合は始めて生で見ましたが、なかなか面白いもんですな。

ついでに寄ったのがホッケーの殿堂。1900年代前半からのホッケーの歴史が大量に展示。選手やチームには全く馴染みが無いものの、とにかくアイスホッケーの人気が凄いということはヒシヒシと感じられます。ゴールキーパーの銅像を前にたじろぐ3体。ここは通さない感はハンパではありません。

ちなみにアイスホッケーでもっとも盛り上がるのは得点シーンではありません。言わずとしれたアイスホッケー伝統芸、乱闘です。1対1のど突きあいは日常茶飯事。盛り上がってくると、5対5のもみくちゃの乱闘も珍しくないんだとか。北米のスポーツはどれもエンターテイメントとして徹底してますな。

さて、トロント観光の目玉は、何といってもナイアガラの滝。市内から車で1時間半ほどでナイアガラの街に辿り着けます。オンタリオ湖とエリー湖をつなぐナイアガラ河が見えてきました。そして何やら地響きのようなものも聞こえてきます。

これこそが最も大きなメインの滝、ホースシュー。轟音とともに水しぶきが盛大に上がっており、ちょっと離れたところでも服が濡れていくほど。

下にはカッパを着て滝壺間近まで迫る霧の乙女号が見えます。楽しそうですが、この寒い中びしょ濡れになるのは風邪引きそう・・・。

滝の上段テーブルロックから見ても凄い迫力。我らなど流されたら一たまりもありません。魚ですらこの滝壺に飲まれたら、その1割は生き残れないんだとか。

アルゼンチンのイグアスの滝に比べると数字としての水量は劣るそうですが、こちらも充分に壮観。

とはいえ、滝自体は割とすぐに見終わってしまいます。夜までは時間があるので、近郊の街までちょっと散策に。実はナイアガラのもう一つの顔は、30件以上のワイナリーが立ち並ぶアイスワインの名産地でもあるのです。

アイスワインは酸味のきいたミックスベリーをつまみにちびちび飲むのがおススメ。うまい。けど高い。200mlのボトルが$25はさすがの高級ワインです。

ナイアガラの街は、想像以上に発展しているようです。滝の観光というより、カナダとアメリカとの国境にあるので、それぞれの玄関口としての意味合いで人が集まるのでしょうか。いや、それだけではありますまい。答えは簡単。ここにはカジノがあるのです。

さて、アイスワインで気分も良くなってきたところで、カジノに乗り込んでやろうではありませんか。

イチゴをつまみにアイスワイン

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