みなさまご無沙汰してます。旅とポーカーから遠ざかってマッタリと妊婦生活を送っていたaileenです。先日ついに出産の時を迎え、元気な男の子が誕生しました。*写真はイメージです。
遠ざかったといいつつ、5月には安定期に入っていたので実は1か月ほどマカオへ行ってました。出産に向けての体力作りということで、滞在しているマンションのジムやプールで軽く体を動かしたりするなどマカオでの充実した妊婦生活です。もちろんポーカー旅人の端くれたるもの、妊婦で短めの時間ではありましたがほぼ毎日ポーカーをプレイしましたよ。12月のプラハ以来のポーカーだったので、どうやってプレイするのだっけ?と不安に思いましたが、何とか力を保てていたようでちょっとだけ勝ち越すことができました。顔見知りのレギュラーからは、妊婦なんだから早く帰れと勧められましたが、どうやら私の実力を恐れているようですね。
妊娠中でも結構動き回ることはできるので、マカオから陸続きの国境を越えた中国の珠海へポーカー仲間と行ったりもしました。温泉一泊旅行です。なかなか設備も立派でハチミツ湯やショウガ湯といった変わり種の湯から岩盤浴、プールなど充実していて、お湯に浸かっているとスタッフが冷たいおしぼりや飲み物を出してくれたりと中国とは思えないサービスっぷりでした。
8月に入ってからはいよいよ出産間近ということで、firepoicatも帰国です。同級生の友人達は既に2人、3人と出産している子が多いのですが、大変な出産体験談を聞いたりしていたので自分はどうなることやらと臨月に入ってからは毎日ドキドキしていました。
そして予定日まであと一週間となったある日の朝方。お腹の重みと暑さでなかなか寝付けず映画を観ていると生理痛のような痛みがやってきました。む??これが陣痛というやつか?
10分間隔の定期的な陣痛が訪れるようになるとようやく本格的な出産準備として病院に向かうのですが、横になっていても不定期な謎の痛みが訪れるだけです。これはまだ前駆陣痛で今晩予約してあるフレンチ行けるのかな?などと悠長なことを考えていると、2時間後にはお腹の痛みの間隔がどんどん短くなって、あれよあれよという間に3分間隔に。これは本陣痛に違いありません。隣でイビキをかいて寝ているfirepoicatを起こし、病院へ連絡してfirepoicatの運転で病院へ向かいます。
普段通り座ってシートベルトを装着する余裕もなく、痛みのあまり後部座席の背もたれにしがみついて乗車。周りから見たらかなり怪しいポーズだったに違いありません。無事病院に到着してヨロヨロしながらナースステーションへ向かうと助産師さんが駆け寄ってきてくれます。
通常は子宮口が全開になるまで陣痛室で数時間待機するらしいのですが、私の場合は到着時点で子宮口が既に全開、赤ちゃんの頭も出かけているということで、分娩室へ直行。本来の予定では無痛分娩の予定でしたが、なんとすでに陣痛が進みすぎているので、自然分娩でいくことに。ショックを受けるものの致し方ありません。気合い入れていきましょう!
立ち会っているfirepoicatにお茶をもらいながら何度もいきみます。繰り返しいきみ続けること1時間、体力持つかな?と心配しかけたところでスポンッと産まれ元気よくオンギャー!泣いている赤ちゃんが目に入ってきました。病院到着から1時間半という速さで無事出産です。さっそく親孝行してくれましたね。
出産後1週間ほどは入院となるのですが、ここでも母子ともに健康。退院して、いよいよ自宅での子育てのスタートです。
新生児の時期でのお世話といえば基本的にはミルク、うんち、おしっこという欲求に対して泣くので順番に確認して、要望を満たしていくこと。出産時は2440gと少し小さかったので心配しましたが、よく寝てよくミルクも飲むので問題なく発育していってくれそうです。
しかし産まれたての赤ちゃんには付きっ切りでのお世話が必要です。昼も夜も関係なく3、4時間おきに起こされるので、母親一人では睡眠不足になり体力的にも精神的にもかなり厳しい。育児ノイローゼになる人が出てくるのも納得です。幸い我が家はfirepoicatが年内育休を取得し、二人共余裕のある時間を子育てに充てることができるのでとても助かっています。
顔立ちは優しい感じで、他の子と比べて大人しく手のかからない子のようですが、それでもどんどんミルクを飲む量は増えるし動きも力強くなってきました。
そんな彼ですが将来は物事を俯瞰した目で捉え、自分の意見をしっかり持って発信できる逞しい子に育ってほしいですね。firepoicatも見た目草食系っぽいのに中身は完全肉食系なので、きっとこの子も強い子に育ってくれるでしょう。
のびのびと育つよう干渉しすぎず必要な時だけ手助けできる母親となれるよう私も頑張りたいと思います。